武蔵日記【4年生バトンリレー】♯3
2023/09/30
【4年バトンリレー👟✨】
今回は主務、飯野大和のインタビューです!
ぜひご覧ください!⭐️
主将からバトンを受け取りました、飯野大和です。主将の小澤聖也とは高校時代からともに楕円球を追いかけて7年の月日が経とうとしています。
高校時代、彼はレギュラー、私は観客席から応援することが多く、彼の勇姿を見届けると共に、背中を追う存在、そして私の目標でもありました。そんな聖也とは今、同じグラウンドでトライを目指してボールを繋ぐことは奇跡としか言いようにありません。聖也には感謝しかないです。常に厳しい選択をして、チームの勝利を第一に考える部分は尊敬しており、私には無い強みだと思います。
そんな「チーム聖也」の終着点が見え始めた今日、大学でラグビーを取り組む上で私が気づかされたこと、それは「一勝の重み」です。試合で勝利をすることはこんなにも困難で苦しいもので。この一瞬の喜びのために多くのものを犠牲にして、全てを賭ける。今までには感じたことがなかった「試合に勝つ意味」を考えさせられる大学生活でした。
日々練習が続く中で、SNSでは友人らが旅行などを楽しむ姿に羨ましさを感じたこともありました。私は一体何をしているのだろうか。なぜラグビーを続けているのだろうか。そんなことを考えた日もあります。しかし、いつか努力したことや苦労したことが報われてほしいなという思いを胸にここまで取り組んできました。そして、チームが試合に勝利した際にはこの上ない喜びを感じることができ、最高の瞬間を味わうことができるのは、部活動のやりがいだと感じています。
「一勝」が意味するものは、私たちの喜びだけではないと考えています。チームの勝利は日頃より応援してくださる方々への「唯一の恩返し」だと気づかされました。私たちは常に誰かに支えられています。大学に通わせ、ラグビーを続けさせてくれ、応援してくれる両親並びに家族。監督、コーチ、トレーナーの日々サポートしてくださる方々。暖かい声援や支援をしてくださる、OB、OG。ラグビーをする環境を整えてくださる大学関係者の皆様。私たちは数えられないほどの人の支えによってラグビーができています。
そんな心優しい人たちの声援に応えるためには「勝利」しかないと思っています。この世界は残酷なことに、結果が全てです。努力や苦しい過程が評価されるのは結果が伴った場合のみだと思います。3年生までは「試合に勝ちたい」という思いで日々取り組んでいました。しかし、最高学年そしてチームの主務となった今季は「試合に勝たなければならない」と意識が変わりました。
私は正直、ラグビーが好きですが、大好きではないです。ただ、ラグビーには感謝しかないです。ラグビーを通じてたくさんの人と出会い、そこには多くの学びがありました。物事の考え方や価値観、挨拶や返事などの人としてあたりまえのこと。まさに人間形成そのものであり、今の私があるのはラグビーのお陰です。
最後に。これからはひとつひとつが最後となります。同期の10人と過ごした4年間は私の中でかけがえのない日々となり、一生の宝物です。同時に私のラグビー人生も幕を閉じます。最後に大輪の花を咲かせるために、目の前のことを120%で取り組むことは使命だと考えます。そして、みんなの最高の笑顔が見たいです!
次回は福岡県出身、副将の小屋敷空翔です。帰省した際には私が大好きな「うまかっちゃん」を買ってきてくれます。また、後輩からは「そら兄」と呼ばれ、信頼が厚い副将です。ぜひお楽しみに!!