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監督ブログ

Team(チーム)

2017年11月03日

大学卒業して社会人になって30年。

 

2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピックがあるからなのだろう、特に最近、社会で「Team」を標榜する組織、団体、グループが増えてきたように思う。

 

悪いことではない。

 

ただ、ただ、

 

「Team」、「Team」と耳につく。

 

本当に「Team」を大切にしている「Team」は、敢えて「Team」「Team」とは言わない。

 

と、仕事をしながら思う(笑)

 

「Team」という言葉の語源をたどると、「Tug」という言葉に行きつくらしい。

 

「Tug」は大きな船を牽引する“タグボート”でわかるように「引っ張る」という意味があるらしい。

 

一つの方向に力を合わせて進むところから、 Team(チーム)に派生してきたと考えられるようだ。

 

自然に、心地よいラグビーの「Team」が、今、ここにある。

 

武蔵大学ラグビー部 監督 増岡 真日

粛々と

2017年10月16日

2017年度関東大学対抗戦Bグループの前半戦が終了。

 

目の前の試合を一つ、一つ、反省しながら、自らを認めながら。

 

選手個々には、試合に出られる、出られない…

 

もちろん一喜一憂するだろう。

 

でも、決して悪いことではない。

 

試合に出るために、その想いをたぎらせてこそ。

 

そう、全体としては、本当に一つ、一つ、毎日に取り組んでいる。

 

と思う。

 

勝って当たり前のチームではないからこそ、なおさらそれで良い。

 

明日からも一日一日を、ヘッドコーチが与えてくれるテーマに粛々と取り組んで行こう。

 

武蔵大学ラグビー部 監督 増岡 真日

のびしろ

2017年10月01日

「のびしろ」

 

良く耳にする言葉であるが、その意味を調べると、

 

「能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。」とある。

 

裏を返せば、能力を出し切っていれば、もう既に成長の余地は無いと言うこと。

 

今の自分に満足するのか。

 

いや、まだまだ足りないと思うのか。

 

ラグビーに限らず、自分の評価とは常に他人がするもの。

 

ちなみに、外資系である私の上司は年下の39歳、オーストラリア人。

 

何を考えているかわからないけれど、良いヤツ(笑)

 

(こんなコメントも本人怒らないと思うのでご安心ください。)

 

公式戦始まって第2戦が終了も、残りはまだ5試合ある。

 

チームの皆が自分の「のびしろ」を、信じながら、感じながら、今シーズンをチャレンジできるチームでありたい。

 

武蔵大学ラグビー部 監督 増岡 真日

 

2016年度シーズンについて思うこと

2016年12月23日

武蔵大学ラグビー部にとって、過去最高勝率(4勝1分2敗)、最高順位(3位)、四大戦(成蹊、成城、学習院)初優勝。

 

武蔵大学ラグビー部2016年度シーズンの結果。

 

それぞれ個性ある89人の部員であり、紆余曲折はもちろんあったものの、格段のチームとしてのまとまりを見せ、渡邊ヘッドコーチを始めとするコーチングスタッフの指導をリスペクトして1年間を戦った結果だと思う。

 

そんなチームの主役はいつだって4年生。

 

清家主将始め13名の4年生、お疲れ様でした。

 

そして、ありがとう。

 

しかしながら、思い返せば…

 

当初のチームの「目標」と「ゴール」は、それぞれ「関東大学対抗戦入替戦に出場」し、「A グループに昇格」することであった。

 

これについては、しっかりと来年への宿題を残した。

 

何が足りなかったのか…の「何が」を、また、何が必要なのか…の「何が」を検証し、今後に向けた徹底した取り組みが必要であることは確かである。

 

12月11日(日)、熊谷ラグビー場で行われた関東大学対抗戦入替戦、Aグループ8位の成蹊大学とBグループ1位立教大学の試合。

 

超攻撃的なアタッキングラグビーを標榜する今年の立教大学は、スピードある選手を揃えたBKを中心に、ボールをテンポ良く動かし、相手ディフェンスの綻びを作り、トライを取り切る得点力のあるチーム。

 

一方、成蹊大学は、その立教大学の「こだわり」に対し、ノーフッキングスクラムで重圧を掛け、認定トライを奪う。

 

また、ゴールに近づけばひたすらモールを組んで押し込む徹底したFW戦を仕掛ける「こだわり」を見せた。

 

後半の最後のワンプレーまで常にリードを保ち、ゲームを主導した立教大学であったが、最後の最後に成蹊大学のFWがゴール前の徹底したラックで「こだわり」を見せ、逆転のトライを奪った。(29-26で成蹊大学の勝利)

 

両校がそれぞれこの1年間に掛けてきた「こだわり」をぶつけ合った見事なゲームであった。

 

まさに武蔵大学ラグビー部が2016年度の「目標」としてきたその試合における出来事でもあった。

 

武蔵大学の「こだわり」は何か。

 

どこのチームだって、試合には勝ちたいと思っているし、そのための準備もそれなりにしてくるわけである。

 

そうした競争の中で、武蔵大学が、より成功者であらねばならないわけで。

 

渡邊ヘッドコーチが納会の際に口にしていた言葉。

 

「覚悟」

 

ここ一番の重要な試合においても徹底した「こだわり」を示せる強いチームになるために、来年に向けて一人一人がその気持ちの中で養い、行動で現す要素である。

 

武蔵大学ラグビー部 監督 増岡 真日

努力がツキ(運)を呼ぶ

2016年01月26日

平成28年仕事始めの朝礼にて「ツキや運を呼び込むのも努力次第。」との上司からの言葉があった。

 

要は「今年も一年間目標達成に向けて努力せよと」の業務命令でもある(笑)

 

今になって「なるほどな」と思った。

 

1月24日(月)に観客席満員の秩父宮ラグビー場で行われたトップリーグ順位決定戦、パナソニックと東芝の試合。(27-26でパナソニックの勝利)

 

後半タイムオーバーのホーンが鳴り、プレーが途切れたらノーサイドという状況から東芝の反撃。

 

そしてキックパスから生まれたトライ。(トライ後のゴールが外れ逆転ならず。)

 

ボールがタッチ側に転がればノーサイドになる“ラッキーバウンド”でもあった。

 

しかし、このキックのシーンに繋がる東芝の連続攻撃に転じさせたのは、パナソニックのアタックをモールパイルアップにさせ、ターンオーバーした東芝のディフェンス。

 

それを支えたプレーヤーのフィットネス。

 

今シーズンの努力の蓄積無くして、あのバウンド、そしてあのトライは生まれなかった。

 

「努力がツキ(運)を呼ぶ」

 

ビジネスに、ラグビーに、すべてに通じるもののようだ。

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