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監督ブログ

対話

2014年07月27日

対話と会話の違いを次のとおりに定義している人がいました。

 

「対話」は異なる価値観などをすり合わせること。

 

「会話」は親しい人同士のおしゃべり。

 

団体競技においては、選手間、もしくはコーチングスタッフと選手間では、それぞれの話し合いが「対話」になっていなければ、チーム全体が一つの目標に向かうことは難しいでしょう。

 

グランドでも良く口にされる「コミュニケーション」とは、まさに「対話」であるべきです。

 

「対話」とは、最終的には「すり合わせる」ことですから、折り合わない話があるとすれば、相手方の異なる価値観を少なからず許容する努力を見せることは必要だと思います。

 

自分を「客観視」すればこそ、相手の価値観、その存在を肯定的に捉えることができるのではないでしょうか。

 

決して自分に「妥協」するということではなく、相手に「思いやり」を持つことなのだと思います。

 

毎年7月は大学の試験期間ということで、全体練習が少なくなります。

 

ですので、私のこの時期は高校生の試合を見る機会に恵まれます。

 

先日、菅平で開催された第一回全国高校7人制ラグビー大会に行ってきました。

 

決勝トーナメントは、朝の8時30分キックオフで、決勝まで4試合の長丁場。

 

高校生とはいえ、各チームがそれぞれランニングスキル高いメンバーを揃えてきているだけあって、とてもスピーディーでタフなゲームの数々。

 

その中で勝ち上がってきたのは、東福岡(福岡)と御所実業(奈良)の両校。

 

結果は、前半一気に3トライを取って主導権を握った東福岡が御所実業のその後の“猛追”を退けての優勝でした。

 

その試合での一コマでした。

 

いきなり前半に19点差の劣勢に立って気が動転しかかっている御所実業の選手達に竹田監督が声を掛けました。

 

「おーい、皆 !!  (この試合の)これまでで、何が悪いのかを考えてご覧?何が悪い?それを無くせば良いだけや。」

 

「イージーミスや 。イージーミス。これを無くさなぁ、あかん。」

 

竹田監督の答えは、こちらのイージーミスで自滅しているのだから、練習でやってる基本プレーを徹底すれば、いずれは流れがこちらに来るから焦るなということ言ってるのだと私は感じました。

 

後半、御所実業の反転攻勢でりーどされた得点をワントライ差に詰めた時、竹田監督が以下のとおりチームリーダーに話かけました。

 

「ここからのマネジメントが大切やぞ。どうやったらもう一つ(トライを)取れるかや。考えてみい?」

 

竹田監督の答えは、残された僅かな時間はマイボールをキープし続けなければ時間切れ。そのためには、基本プレーこそ徹底し、ボールを繋げ続けなければいけないと言っているのだと私は感じました。

 

どちらの場合も、追い込まれた時にこそ、基本に立ち返ることを一貫して伝えておられたと解釈しました。

 

当たり前のことですが、気の動転している高校生にどうやって伝えるか。

 

竹田監督は、頭ごなしではなく、学生に考えさせる“溜め”を作ることで学生の判断力を引き出しているのだと思いました。

 

結果は、力及ばずで勝利することはできませんでしたが、この時の監督と選手は、まさに「対話」の関係にあったと思いました。

 

「対話」の積み重ねは、「信頼」をより深めていくと思います。

 

御所実業ラグビーは、これからもどんどん強くなって行くと思います。

 

武蔵ラグビーの中での「対話」の機会をどんどん増やして行きたいものです。

 

それは、監督、コーチングスタッフと選手の関係だけを言ってるのではありません。

 

選手間においての「対話」。

 

そして、選手、監督、コーチングスタッフ、OB、ご父母、大学関係者等、武蔵ラグビーに関わる武蔵ファミリーそれぞれの関係においても大切なのではないかと思います。

 

誰にとっても、悔いの無いシーズンを送るために、私はそのように思います。

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